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医師「宮沢あゆみ」による病気の話。「骨粗鬆症・運動編」

医師 宮沢あゆみのコラム「骨粗鬆症・運動編」

骨粗鬆症は運動によっても予防が可能である。
運動はカルシウムの骨への沈着や、骨芽細胞の活性化に関係しており、日頃から定期的に運動をしている人は、更年期以降も骨粗鬆症になりにくい。

宇宙飛行士の骨密度が宇宙にいる間に減少することはよく知られている。数日間の宇宙飛行から地球に戻ってきた宇宙飛行士が、しばらくの間、歩けないというのは本当の話である。

「使わない器官や臓器は廃れる」という言葉があるが、骨も同様だ。無重力の環境では、自分自身を支える必要がないため、骨密度が減少してしまうのである。

骨に適度な負荷をかける「ウエイトベアリング運動」は、骨粗鬆症の予防に最適だ。負荷をかけるといっても、いきなり重いバーベルを持ち上げる必要はない。ウォーキングやランニング、跳躍といった簡単にできることから始めてみよう。

地道なウエイトベアリング運動は骨を鍛え、骨密度を増加させる。1日50回の跳躍を行なうだけで、大腿骨の密度が高くなったという報告もある。ウエイトベアリング運動は40代から意識して始めよう。

運動によって基礎代謝が上がれば、体重もコントロールしやすくなる。肥満の女性は自らの体重を支えることができずに膝関節を痛めたり、関節全体の骨が変形する変形性膝関節症になりやすい。

骨粗鬆症が進行すると、背骨(脊椎)が変形したり、圧迫骨折をおこして背中や腰が曲がり、身長まで低くなってしまう。

65歳以上の女性の約半数が骨粗鬆症であるといわれており、骨粗鬆症の予防は一生の問題として、若い頃から取り組む必要がある。

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