医師 宮沢あゆみのコラム「受診のコツ」
痛みや不快感というのは主観的なものなので、痛みや不快の程度が医師に正確に伝わるように、具体的に表現するとよい。
「市販の鎮痛剤を飲んでも効かない」「救急車で病院に運ばれたことがある」「仕事に支障をきたす」「何日も寝込む」など、痛みや不快感によって自分がどれだけの不利益を被っているのかを、きちんと自分の言葉で説明しよう。
患者さんのなかには、「月経中にむかつく会社の上司を往復ビンタしてしまった」と報告してくれたツワモノもいたが、ただ「イライラする」と言われるよりも、はるかに説得力のある説明である。