医師 宮沢あゆみのコラム「予防法」
ストレスや疲れをためずに、規則正しい生活を心がけて、十分な睡眠をとるようにしよう。
血液循環が悪くなると月経痛も悪化するので、夏場でもクーラーなどによる冷えには十分に注意して、下半身を冷やさないように気をつけよう。
また、バランスのとれた食生活をすることが大切である。
ビタミンEが不足すると女性ホルモンの分泌に乱れが生じることがある。ビタミンEは血行をよくするので、頭痛や肩こりなど血行不良による痛みの緩和にも効果的だ。ビタミンEはストレスなどで大量に消費されるので、積極的にとるようにしよう。
ビタミンB6も女性ホルモンと関わりが深い。月経前は卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響でビタミンB6が大量に消費されることが、腹痛、頭痛、イライラなどの不快症状を引きおこす一因となるので、ビタミンB6が含まれている食品を積極的にとるようにしよう。
コーヒーやチョコレートなどに含まれるカフェインは、月経痛や乳房痛を増幅させることがあるので、月経前や月経中は控え目にするといいだろう。