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医師「宮沢あゆみ」による病気の話。「摂食障害を放置してはならない」

医師 宮沢あゆみのコラム「摂食障害を放置してはならない」

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摂食障害には「拒食症」と「過食症」がある。どちらも思春期に多くみられる疾患で、拒食と過食を交互に繰り返すこともある。
成長期にきちんと栄養を摂取しないと、ホルモンバランスが乱れて、正常な発育が阻害される。拒食症は高じると死に至ることもあるので、摂食障害は決して軽視してはならない。

 
1.拒食症
ダイエットが高じてほとんど食事をとらなくなることを「拒食症」という。拒食症は、「思春期食思不振症」ともいい、「好きな男の子からデブといわれた」「失恋したので、やせて見返したい」「モデルのような体型になりたい」など、ふとしたことから太ることに嫌悪感を覚え、異常な「やせ願望」を抱いて食事をとらなくなる。

極端にやせて体脂肪が17%を切ると、ホルモンのバランスが崩れて無月経になることがある。無月経を長期間放置すると、将来、妊娠することが困難になったり、エストロゲンの不足から更年期障害ような症状がみられるようになる。若年者でも精神が不安定になったり、骨がもろくなったりするので注意が必要だ。

「やせれば、やせるほどいい」という異常なやせ願望が根底にあって、頑固に食事をとろうとせず、体重が極端に少なくなった場合には、「食べなさい」と叱るよりも、まず、歪んだ考え方を正す必要があるため、心療内科を受診した方がいいだろう。

 
2.過食症
一方、旺盛な食欲をコントロールできなくなる病気が「過食症」である。過食後に、罪悪感から自分の喉に手を入れて、食べたものを吐こうとする行為を繰り返すこともある。よくないとわかっていても異常な食欲を制御できない背景には、恋愛、受験、友だち関係、親子関係などに由来する精神的ストレスが潜んでいることが多い。

大人でも「ストレスでドカ食い」をすることはあるが、ストレスのはけ口が食事にのみ向かっている場合には、原因となるストレスを取り除くために、カウンセリングを受けた方がいい場合もある。

 
思春期の子どものメンタルはとても繊細だ。拒食症にせよ、過食症にせよ、摂食障害の背後には、そこに至った何らかの動機や深層心理が潜んでいる。早めに医師に相談して、子どもの心情に寄り添った解決策を見つけていこう。

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